氷見に春を告げる魚「イワシ」があがり始めました。

 『広辞苑』にも記載されている氷見鰯は、乾燥させた「干鰯(ひいわし)」のことを指しています。主に真イワシが使われます。水揚げ直後の鮮度満点のイワシを加工した干鰯は身のしまりがよく、風味や色・艶も抜群で、古くから名高い一品として全国に知られています。画像の真イワシは、背部が青緑色で、七つの黒点が並んでおり“七つ星”とも呼ばれます。

この他にも、うるめイワシ、片口イワシなども水揚げされます。春の使者を加工組合は、みりん干し(桜干し)、コヌカ漬け、煮干し等々に秘伝の味付けと伝統の製造方法で旨さを余すことなく美味しく加工しています。この職人技術が氷見イワシの名を全国市場に広めているのだと思います。